検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 3 件中 1件目~3件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

口頭

避難指示区域における家屋内装部材の拭き取り効率とその活用方法

森 愛理; 石崎 梓; 伊村 光生*; 宗像 雅広

no journal, , 

福島第一原子力発電所事故により放出された放射性物質は、近傍の家屋の換気扇や破損個所等から家屋内へ入り、内装部材に沈着した。家屋内の汚染を適切に評価するためには部材の拭き取り効率を考慮する必要があるが、現在の知見は放射線管理区域内での実験によるものがほとんどで、実際に汚染した家材で調査された例は少ない。また壁面等の汚染は周囲からの放射線の影響でGMサーベイメータによる直接的な測定が困難である。本研究では拭き取り効率の知見の拡充を図るとともに、「汚染除去率」という指標を新たに設け、壁面等の汚染を簡便に評価する手法を提案する。調査は2015年の冬に大熊町および浪江町の家屋において行った。対象部材は繊維類, 木材類(平滑), 木材類(凹凸), ガラス類, コンクリート類, プラスチック類, 塩化ビニル類, 金属類とした。複数回で拭き取った合計の汚染のうち1回目で拭き取った汚染の割合を「拭き取り効率」、拭き取り前に存在した汚染のうち1回目で拭き取った汚染の割合を「汚染除去率」とし、各部材について計算を行った。拭き取り効率は木材(凹凸)が最も小さく4.6%-16%、それ以外の部材では35%-93%となった。汚染除去率はガラス類およびプラスチック類がそれぞれ46%-55%および47%-53%で最も大きく、それ以外の部材では0.55%-17%といずれも小さかった。壁面の汚染は、1回の拭き取りの測定値および本研究で求めた各部材の汚染除去率のみから推定できる可能性がある。今後は汚染除去率を用いた壁面の汚染の評価の妥当性を検証し、家屋内の汚染による被ばく線量の推定および家屋内の除染の必要性について検討していく。

口頭

避難指示区域内における家屋内の汚染による被ばく線量の評価

森 愛理; 石崎 梓; 田辺 務; 和田 孝雄; 加藤 貢; 宗像 雅広

no journal, , 

福島第一原子力発電所事故により放出された放射性物質の一部は家屋内へ浸入し、家屋の開口部等を中心に家屋内を汚染している可能性がある。家屋内の汚染による被ばく線量を評価するためには、直接法およびスミア法といった手法により家屋内の床や壁等の表面汚染密度を測定する必要がある。直接法では対象物の周囲の汚染も測定されることから、家屋の壁面等の汚染の測定にはスミア法が適している。しかしスミア法の拭き取り効率をJISで定められた10%とすると、汚染を過大評価する可能性がある。よって本研究では、家屋内汚染状況調査および拭き取り効率等の調査結果から家屋内の表面汚染密度を計算し、得られた汚染分布をもとに家屋内の汚染による被ばく線量を評価した。

口頭

福島第一原発に近い地域の住家内セシウム汚染の実態とこれによる内部被ばく線量評価

吉田 浩子*; 篠原 直秀*; 真辺 健太郎

no journal, , 

福島第一原子力発電所(FDNPP)事故による避難指示を解除し、今後住民の帰還及び居住を進めていくにあたっては、住家内の汚染状況の把握と居住に伴う線量評価が重要である。本研究では、帰還住民の生活を想定し、掃除機がけ、ハタキがけ等の作業を実施した時の再浮遊放射性セシウムの粒径分布及び放射能を測定するとともに、これら測定値に基づき、手を介した経口摂取及び再浮遊セシウムの吸入摂取に対する預託実効線量を評価した。その結果、吸入摂取では、FDNPPからの距離が1.6kmの場合は最大で約4$$mu$$Svであったが、距離が5km以上の場合は1$$mu$$Sv以下となり、線量と距離は逆相関関係にあることが分かった。発表では、経口摂取も考慮した総合的な内部被ばく線量と距離の関係について報告する。

3 件中 1件目~3件目を表示
  • 1